先日、ポルトガルに行ってみようと思い立って、12月14日〜20日にかけてポルトとリスボンに行って来ました。ポルトガルにはずっと行ってみたいと思っていたものの、何か見たいとか、これが食べたい、という強い願望があったわけではないので、特に予定も立てずにとりあえずフライトと宿泊だけを予約。

実は飛行機に乗るのは2年ぶりでした。ミュンヘン空港では「あれ、飛行機ってどうやって乗るんだったっけ?何をすればいいんだっけ?」と立ち止まること少々。前日に「ポルト便が満席なので、荷物を預ける費用を払っていない人も預け荷物でいいですよ」とメールが来ていたので、手荷物を預けるエリアに行くと、なんと全自動。自分で荷物をスキャンしてバーコードを発給し、無人のコンベアに乗せ、重さを確認したらゲートの奥に吸い込まれていきました!これからは「人間の仕事をロボットが奪う」という話がよく聞かれますが、その例を見たような気分でした。でも、そもそも規格さえそれぞれが守っていれば、全然無人でオッケーですよね。早めに着いたのもありますが、混雑もなく荷物を預けて出国ゲートに向かいました。
EU圏内へのフライトなので複雑な手続きもなく、セキュリティーを通ればもう免税エリアです。私はそんなにブランド品や嗜好品に興味がないので、早めに着いたもののフライトに備えて飲み物と軽食を買って準備万端。時間通りに出発ゲートに座って、無事機内のシートに着席しました。

ただし、私が旅立った日はミュンヘンもかなり寒く、週末に降った雪が週明けまでしっかり残っているような天気。なんと、機体が凍ってるとかで特別な薬剤をかける必要があるらしく、またロボットのような巨大な機械が登場し、翼にオレンジや緑などカラフルな薬剤を散布していました。この時点で、フライト予定から1時間の遅れ。この時点で、先行きが怪しいな、とは思っていたのですが、問題は飛び立ってからでした。
順調にフライトは進んでいきましたが、いざポルト空港に近づくとかなり機体が揺れ始めたんです。これまで100回以上は飛行機に乗っていると思いますが、自分の体を手で支えなければ耐えられないくらい揺れたのは初めてで、まるで緩めのジェットコースターに乗っているような体感。機長から「ポルト周辺の天候がかなり悪く、一度目の着陸には失敗しました。もう一回トライします」というアナウンスが流れ、しばらく息を呑むような雰囲気が機体全体を包んでいました。「なんとか着陸してくれ!」という願いも虚しく、2回目も失敗。失敗というよりも危険過ぎて近づけない、みたいな感じでした。隣に親切なドイツ人女性が座っており、お互いに目を合わせて不安な気持ちを共有しているような状態で、その方が早口のアナウンスを英語にして教えてくれたのですごく助かりました。いい人でよかった〜〜。ドイツからの便では、基本アナウンスはドイツ語で、ドイツ語の後に英語で説明してくれますが、ドイツ語の方がしっかりと説明してくれるので、英語は省略版みたいな感じがしたんです。なので、教えていただいて本当に助かりました。
その後、「天候不良で着陸できないので、マドリッド空港に向かいます」とアナウンスがあり、みんな絶望に包まれながら待つこと1時間以上。無事マドリッド空港には着陸したものの「今後の対応について協議しますので、そのまま座席でお待ちください」と言われてしまい、状況がいまいち把握できないまま、満席の機体で待つこと2時間あまり。機長によると「ルフトハンザ本体と協議したところ、もう一回ポルトに行って、着陸を試みろ」とのこと。マドリッドに下ろされたらどうしようと思っていたので、もう一回チャレンジしてくれるならありがたい!と思いましたが、そこからまた待つこと2時間!今度は、ポルトで影響していたストームがマドリッド側に来ているとかでなかなか離陸できず、最終的にポルト空港に着いたのは予定より6時間遅れでした。ホテルにチェックインの時間を過ぎているけれど、1時間以内には着けると思うとメールを送り、すぐにポルト空港を後にしました。
ポルト空港からダウンタウンまでは、乗り継ぎはあるものの地下鉄で割と簡単にアクセスできます。空港には地下鉄を示すサインがあるので、そのサインを辿っていくと乗り場に着きます。チケットは、乗り場の手前のスペースに販売機があるので取り敢えず行きの分だけ切符を購入。ポルトでもリスボンでも、チケットはチャージ式で、初回は紙製のカードも購入が必要です。交通関係の乗り方は、日本人の方が色々とレポートしてくださっている記事がネットにたくさんあるので、事前に調べていました。
しかし、私の携帯はドイツ外の電波に対応していないので、空港で行き方を確認し、乗り継ぎをキャプチャして、取り敢えず電車に飛び乗りました。途中不安もありましたが、英語が話せそうな若い人に行き先を確認しながら、なんとかホテル近くの駅に到着。そこからキャリーケースをガラガラ引きづりながらとにかくホテルを目指しました。
駅から出ると、すぐに「アズレージョ」で彩られた建物たちが目に着き、ポルトガルに着いたことを実感。小雨の中でしたが、クリスマスシーズンのイルミネーションも煌々と輝き、自然とテンションも上がります。その後、無事予約していたホテルにチェックインすることができました。本当は昼過ぎに到着して、初日も観光しようと思っていましたが、しっかり夜になってしまったので、その日はすぐにベッドに入り、次の日に備えることにしました。




