コロナ禍のヨーロッパ旅10 デンマーク4 コペンハーゲン・モン島

2日目は、車で郊外に出掛ける予定だったので、ホテルの近くで朝ご飯を探すことになりました。リサーチアンテナを起動して色々調べると、ホテルの近くに素敵なカフェを発見。チェーン店じゃなくてローカルな店がいい!と夫を説得して行ってみることにしました。Bowl market Copenhagen というカフェでこれが大正解。カフェでは先客が数人いて、おそらくバイトであろう若い男の子二人が、フレンドリーな掛け合いをしながらお客さんのオーダーを次々に仕上げています。

着いてから知ったのですが、こちらのカフェのコーヒーは、コペンハーゲン、ひいては北欧のカフェシーンを牽引するThe coffee collective の豆を使用してるのだとか。滞在中にぜひ味わっていたいと思っていたので、幸運でした。わたしはクリームチーズを塗ったベーグルとコーヒー、夫は卵を挟んだベーグルとコーヒーをオーダーして、23€ほど。昨日のパンとコーヒーと同じくらいの値段ですが、内容的にはこちらの方が納得できます。お店の中はテーブル席が数席とこじんまりとしており、内装もシンプルでしたが、食器などのデザインが洒落ていてなんだかいい1日のスタートを切ることができました。

朝食の後は、車でコペンハーゲンの郊外へ。私は元雑誌編集者ではありますが、最近は雑誌を見てあそこに行きたい、とかガイドブックを買って下調べをして出かけることは残念ながら少なくなり、インスタや政府観光局のサイトで情報収集をすることがほとんどです。この日の目的地も、デンマーク政府観光局のサイトで見つけた場所でした。向かったのは、コペンハーゲン市内から南東へ車で2時間弱、モン島にあるMøns Klintです。ムンスクリントと発音するそうです。紹介文によると、バルト海を臨む白亜の断崖。掲載された写真はデンマークの豊かな自然を感じるさせる、これまで見たことがない風景だったので、是非行ってみようということになりました。

コペンハーゲンからの道中はほぼ高速なので風景は特に変わらず、モン島に入ると、家の様子などはどちらかというと北ドイツの風景に近い雰囲気です。モン島の入り口付近が一番中心地で、賑やかな雰囲気だったので、街中を散策したい気もしましたが、まずは目当てのムンスクリントを目指します。ナビに従って進むと次第に細い田舎道、そして山道へと入っていきます。しかし、晴天とあって車もたくさん。ナビ通りの場所に着くとここから海が見えるのかしら?というくらい鬱蒼とした森でしたが、駐車場が整備してあり、ビジターセンターが見えました。ビジターセンターには、地質学科学館が併設してあるのですが、コロナの陰性証明などが必要だったため、諦めて早速周囲を散策してみることに。

ビジターセンターからすぐに遊歩道が始まっていて期待が高まります。遊歩道は左右に分かれており、右手は崖ぞいを歩くコース、左手はすぐに崖下に降りる階段が設置してあります。わたしたちはまず左手の山側へ進むことに。遊歩道に沿って少し歩くと、これまで見たことのない絶景が広がっていました。

写真は、フィルターなしのそのままの色です。白亜の断崖に、コバルトブルーの海!わたし個人のイメージでは、バルト海は北にある海と言うことで漆黒なのかと思っていたので、このように明るい水色の海、そして真っ白な崖のコントラストに言葉を失いました。この白亜の断崖の最高地点は120m超、6kmにも渡ります。この独特の風景、ムンスクリントの白い地質の正体はチョーク。7000万年もの昔、この海域はイカやウニ、ムール貝など海洋生物が豊富に生息する熱帯の海が広がっており、これらの堆積物が何百万年もの歳月をかけてチョークを形成。この雄大な風景を創り上げたと言います。現在も崖を少し掘ると、当時の化石を発見することができるのだとか。遊歩道は、基本的に断崖絶壁を進みますが、木々もたくさん生えています。特殊なチョークの層は植物にも影響しており、この島一体は、ユネスコの自然遺産に登録されているほど。所々に、絶景を拝める景観ポイントが設置してあるので歩くのも苦ではありません。一時間ほど、崖上を歩くと階段に行きつき、崖下に降りることができました。500段近い木製階段を下るのは、決して楽ではなく、途中で既に膝が笑い出す感覚を感じました。日頃の運動不足を後悔しましたが、崖下では崖の上からとはまた違った美しい風景を眺めることができ、その雄大さを改めて実感することができました。ただし、ここからがさらにハードで、海岸は砂ではなくムンスクリントから削り取られたゴロゴロとした大きな石で成り立っています。つまりかなり足場が悪いのです。かなりの来訪者がいるにも関わらず踏み固められておらず、一歩ごとに自分の足が石に埋まり、バランスをとるのも一苦労。さらにチョーク質が混じっているので、いつの間にか靴は白く汚れてしまっていました。もしムンスクリントを訪れることがあれば、しっかりとしたスニーカーやトレッキングシューズでの来訪を強くお勧めします。サンダルだと足が傷だらけになってしまうかもしれません。そのまま海岸線を歩き、反対側の階段まで歩いて散策終了。あとは、また500段近くの階段をひたすら登ります。ゆっくり一周して約2時間。天気がよかったこともあり、汗だくになりながらも、ユニークな景色を実際に目にすることができたので、かなり充実した時間を過ごすことができました。

気づけば14時を回っており、お腹が空いていたのでランチを取ることに。前日に下調べをしていて、かなり気になるレストランがあったのですが、ネットで詳しいメニューを探せなかったので実際行ってみることに。ムンスクリントから車で30分ほどのところに、Klintholm Havnと言う小さな港町のような場所があります。お目当てのレストランに行ってみると、予約のみと書いてあり席も満席。しかもコース料理で一人1万円超! 諦めて、近くにあったHyttefadet Klintholm Havnと言うレストランに席を取りましたがこれが大正解となりました。 ランチメニューはいくつかありましたが、私たちはこのレストランの名物メニューらしい、ヒラメのフライをオーダー。付け合わせにはフライドポテトを選びました。ランチの時間を過ぎていたので、他にお客さんも少なく、待つことなく料理が運ばれてきました。メインディッシュは、細かなパン粉がまぶしてたっぷりのバターで揚げたヒラメ。上にはレモンと刻んだハーブが飾られています。香りもよく、お腹もペコペコだったので早速いただいてみると、カリカリ、ジュワジュワな薄い衣に、ふっくらと調理された新鮮なヒラメ。久しぶりに美味しい魚を食べることができました!付け合わせのポテトも、脂っこくなく美味しい。適当に入ったレストランでしたが、かなり満足することができました。二人で53€程度だったので、金額も申し分ありません。

食後は、少しこの港町を歩きましたが、小さな港街なのですぐに散策も終了。炎天下で歩き回って疲れていたこともあり、コペンハーゲンへ戻りました。

コペンハーゲンに戻ってから、気になっていたドーナツ屋さんへ出掛けたり、デンマークのかわいいスーパーIrmaでお土産を物色。自分用に、このスーパーのキャラクター、Irmaちゃんの刺繍が入った、キッチンタオルや布製のエコバック、知人にお茶などを購入しました。他にも気になるものもありましたが、あまり物欲が湧かなかったのでウインドーショッピングのみで終わり。少し時間が早かったので、飲み物を片手に市役所前の広場へと再度足を運びました。夫はビールを飲みながら、道ゆく人を眺めてこの日は終了!結局初日から毎日この市役所前で小休憩を取りました。おしゃれな若者が楽しそうに行き交う姿、スピーカーをもったアーティストが路上パフォーマンスを始めると、自然と人だかりができて音楽に合わせて踊り出す人たちも。そんな自由な雰囲気を大いに感じることができる、市役所前広場です。

Irmaで買ったバック、日本でも買えるみたいですね。リンク貼っておきます!

布製バックは大容量で造りもしっかりしているのでスーパーへの買い物はもちろん、小旅行にも便利です。

キッチンタオルは、シンプルながらポイントのIrmaちゃん刺繍がかわいい!

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