
Piattra Neamt (ピアトラニァムツ)は、私の夫の故郷です。特に有名な観光名所があるわけではないので、日本人にとっては旅の目的にはなりにくい土地かもしれませんが、とても魅力的な場所なのでご紹介したいと思います。
ルーマニア北部、モルダヴィア地方に位置するPiattra Neamt は、周囲をなだらかな山々に囲まれた都市です。街の中心部からもなだらかな山の峰が直近に見え、毎日の生活の中で自然を感じることができる場所と言えます。一番近い国際空港は、市の南60kmほどに位置するバカウ国際空港ですが、私が2020年の冬に初めて訪問した時は、ブカレスト空港からルーマニアに入り小型バスで長時間かけて移動しました。その際の帰国は、ヤシ空港まで車で2時間ほどかけて移動し、ブカレスト空港まで国内移動する空路を利用。市の中心部に電車の駅もありますが、ルーマニアでは、時間に余裕がある場合を覗き、電車の利用はあまり便利ともは言えないそうで私もまだ利用したことはありません。Piattra Neamt のおすすめスポットをご紹介します。
◆中央公園 Parcul Tineretului
Piattra Neamt でおすすめの場所は、市の中心部に位置する公園、Parcul Tineretuluiです。この公園の敷地内には、シュテファン大公の統治時代の建築群が保存されており、1499年に建てられた鐘塔は街のシンボルとして親しまれています。また、1930年に建てられた小学校を利用したミュージアムもあり、館内では同地域出身のアーティストの作品や、同地をモチーフにした作品の展示を中心に、絵画や彫刻、タペストリーなどを常設展示。私が訪れた時は特別展示を行っており、ブカレストやヤシの美術館から集めた美術品の巡回展も行われていました。入場料は16Lei(3€)で、別途10Lei(2€)を支払うと館内の撮影も可能です。また、教会も残っており、私はまだ入ったことはありませんが、人気の観光名所となっています。
公園はよく整備されており、カフェも数件立ち並ぶ心地よい場所です。週末となれば音楽がどこからともなく漏れ聞こえ、年末にはクリスマスマーケットやライブなども開かれる、市民の憩いの場所と言えます。公園のすぐそばには、州立劇場Teatrul Tineretuluiも。1929年から1947年の間に建てられた建物で、外観だけでも見る価値があります。
◆コズラの丘 dealul Cozla
次におすすめの場所は、街全体を見下ろすことができるコズラの丘です。Piattra Neamt駅のすぐそばにあるゴンドラ乗り場から空中散歩を楽しみながら辿り着くことができます。ゴンドラの移動距離は1900m以上。市の中心部を横断するように、約8分ほどかけて丘まで登っていきます。ゴンドラから見下ろす街は、また違った景色で楽しいもの。ルーマニアが社会主義国であった当時の面影を残すビル群や可愛らしい教会などを眼下に眺めながらのんびり頂上を目指します。このコズラの丘は、冬場はスキー場として地元の人々に親しまれているそう。頂上のゴンドラ乗り場周辺には、土産物屋やレストランが軒を連ね、山や街、湖を大パノラマが楽しめる展望台も。もちろん徒歩でのんびり散策しながらの登頂も可能です。
◆ドアムネイ湖 Bâtca Doamnei
もう一つ大自然を感じれる場所が、ドアムネイ湖です。かなりの大きさなので、街の至る場所から目にすることができる湖ですが、私が特におすすめしたい場所は、La Caiaceと呼ばれるレジャー施設。足漕ぎボートをはじめ、カヌーやカヤックなどの水上スポーツも提供しているこの場所は、水辺にハンモックやブランコも設置されています。また、ドリンクやスナックを提供する小さなお店もあり、音楽も大音量で流れているので、スポーツをせずとものんびりと湖を眺めながらリラックスして過ごすことも可能。私たちが訪問した日も、子供連れがカヌーにトライしていたり、学生らしき若い男の子がパソコンしながらハンモックに揺られていたり、友達同士でおしゃべりしているグループがいたり、それぞれが自分の好きなように過ごしていました。
私の、おすすめは足漕ぎボート。湖上から眺める湖はまた違った美しさがあり、Piattra Neamtの雄大な大自然をより身近に感じることができると思います。
観光でなかなか目的地になりにくい都市ではありますが、小さくても魅力のある街なので、お近くにいらっしゃる際はぜひお立ち寄り下さい。






































