
英語の勉強もあって、海外ドラマを一気見することが多い私です。本日2シーズン一気見したのは、Netflixで公開中のドラマ「you me her / 僕と君と彼女の関係」。
以下、ネタバレ含みます。
子どもが欲しいことからカウンセリングにも通う、セックスレスの30代夫婦(Jack &Emma)と、家賃を払うためにコールガールとして働く20代の大学院生(Izzy)の三角関係というか、三人の恋愛を描いたラブコメディです。劇中では、throuple(=a relationship with three partners)という単語で表現されていて、日本語だと何になるんだろう、と考えても思い当たらず、、、。ポリアモリー、polyamoly(=A form of relationship more than two people)は日本でも浸透しているのかしら。三人は三人とも愛し合っていて、社会的規範から外れているであろう自分たちの関係に戸惑いながら、自分と、相手と、社会とどう向き合うかが描かれたドラマです。
セックスレスに悩む夫のJackが、浮気で気分転換しろ、という兄の言葉を真に受けて自分を奮い立たせるためにコールガールを雇うことから物語は始まります。結局コールガールのIzzyとは意気投合するもセックスに至らず、家に帰ってから妻のEmmaにホテルでコールガールに会ったことを正直に話します。するとEmmaは、夫が興味を持った女がどんな女なのか、と嫉妬と対抗心から自分もIzzyを雇い、会うことに。ところがEmmaは、レズビアンだった過去もあったためか、Izzyに惹かれていきます。夫婦ともに、一度あっただけのIzzyに恋に落ちてしまうわけです。
結局夫婦は、お互いに愛し合っているけれど、Izzyに惹かれていることを正直に話し、なおかつ、二人の関係にも刺激的に作用していることから、夫婦でIzzyを雇うことを決心します。そもそも家賃を払うためにしぶしぶコールガールをやっていたIzzyは、ビジネスと割り切って関係を続けることができず、自分も夫婦二人を愛していると、ビジネスは破棄して、三人の恋愛関係がスタートしていきます。
非現実的な選択を、普通の夫婦がするわけですから、本人たちも混乱している上に、他人の足をひっぱることが生きがいの隣人や、奇妙な関係を正そうとする友達夫婦、今時の大学生のロマンスも絡んで、まー展開がジェットコースターです。この関係が発覚してから、Jackは長らく勤めた高校の副校長を辞めたり(実はカウンセラー)、Emmaは建築事務所の昇進がチャラになったり、二人のキャリアにも変化が及びます。
セックスレスや不妊、LGBT、ご近所関係、30代のキャリア、などなどデリケートな問題が題材ながら、基本的に3人とも素直で憎めないキャラな上、コメディ要素満載なので、シリアスになりすぎずに楽しめました。特に会話が短くてテンポがいいので、英語の勉強にもGood。
このドラマを見ながら思ったのが、これまでに構築されてきた価値観や倫理観、道徳観、社会通念が果たして本当に正しいのか、ということ。仕事しかり、恋愛しかり、どこかで都合のいいように刷り込まれてきただけで、そもそも個人の生活や考え方、性的指向に、他人がとやかくいう必要はないんじゃないか。「普通はしない」っていう時の”普通”ってなんだろう、と。それでも社会と交わって生きていく以上、その社会が一般的と評価する枠組みに適応しなければならないわけで。
35歳で留学を意識している私には、三人の振り切った決断と生活、周囲との関係がとてもリアルに響いたわけです。
ドラマに戻ると、周囲にも自分たちの生活を認めさせ(それは三人のそれぞれの人柄とこれまでの周囲との関係があったからこそだろうけど)、それぞれのキャリアも安定の兆しを見せますが、出産という結婚生活のイベントを考えた時に変化が訪れます。子どもが欲しいJackと本当に子どもが欲しいかわからないEmma、二人とつながっていたいIzzy。性生活は改善したものの、Emmaが妊娠しないことから、JackはIzzyに代理母として二人の子どもを産んでもらえばいいのでは、と提案します。乗り気な二人をよそに、Emmaは一人何かを決意したようで…。プライベートジェットに乗り込むEmmaのシーンでシーズン2は終わります。
シーズン3は本国(アメリカ/カナダ)で放映中なんだけど、どうやら二人は離婚してしまうようで…。公式サイトを覗いてみても、日本では見れないみたいで文字情報だけ追ってみました。三人の関係がどうなるのか気になります!
ちなみに、見終わったあとにクレジットを見たら、カナダ製作だそう。どうりでやたらめったらハイになるわけですね。ハイになって誤魔化すところが多々あります。向き合わなきゃいけないことから逃げるという理由であれば、お酒もドラッグも同じ、という考え方かもしれません。
